鮨ネタのご紹介|ヤリイカ

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ヤリイカ +塩、レモン

イカの中でも高級イカとして知られるヤリイカ。旨みが濃く歯切れの良い食感が特徴です。身に隠し包丁を入れることでさらに旨みを感じやすくしてあります。噛むほどに広がるイカの甘みを塩が引き立てます。レモンを搾れば爽やかさが加わり味に深みが増します。

ヤリイカについて

槍の穂のようにスラリとした姿形のイカの群れ・・・ヤリイカの群れだ。身の透明感と相まって上品な美しさが際立つイカだ。しかし、このスマートそうな外見とは裏腹に、ポーカーフェイスではいられないタチ。餌などを見つけて興奮するとついカラダが茶褐色に。

好物は動物プランクトン、小魚、甲殻類など。吸盤のある10本の腕のうち、「触腕」と呼ばれる先端に吸盤が集中した2本の長い腕を使ってエサを捕まえる。イカ類の中では消化吸収にかかる時間が短く、餌を食べる回数が多いという。いわば肉食系の大食い。(でもスリム)

通常は水深100m以上の沖合に棲息し、冬から春の産卵期になると沿岸まで寄ってきて、その時期に多く漁獲される。寿命は短くおよそ1年。春から初夏に生まれた卵が孵化し、夏から秋にかけて小ヤリイカとなり、冬になる頃には大きく成長して産卵後に死んでしまいます。豪快に食べ続け、興奮しては体の色を変化させ、あっという間に寿命を迎える。太くて短い「人生」ならぬ「イカ生(?)」である。

人間にとっては高価な高級魚。あっさりとした中に甘味のある上品な味わいで、身質は柔らかながら張りがあり食感よし。鮨飯との相性も抜群です。太く短く熱い「ヤリイカの一生」に乾杯!

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